30代大企業サラリーマンDです。
30代前半の年末年始。
キャリアの事、資産の事、友人との人間関係、どんな将来を描きたいのかを考える時間が必然的に増えます。
自分の人生は自分で決めるものの、自分の知らない良い選択肢が世の中には転がっているのでは無いかと思い、今更感は否めませんが『DIE WITH ZERO』という本を読んで目から鱗が落ちましたので、どういった視点に感銘を受けたのかブログに残します。
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『DIE WITH ZERO』の要約
この本の要約は以下に集約されます。
- お金を必要以上に貯めこむな。
- お金の価値は年齢と共に逓減する。
- お金を最重要視ではなく、経験と時間の最適化を図ること。
- 人生は経験の合計であり、経験が配当を生み出す。
①~③の要約部分に関しては、本当の所何が一番大切なのか?を自分に問うと、目から鱗が落ちる内容までとは感じませんでした。
20歳のときに持っている100万円と、70歳のときに持っている100万円では、根本的なお金の価値は異なるし、健康状態も年齢によって異なってきます。若い時はお金欲しく、高齢になると健康が欲しいと人生のステージによってお金と健康の価値が異なります。
本書では、『健康(ヘルス)無くして富(ウェルス)に価値なし』と表現されていましたが、誰しも心の中では気づいている事だと感じました。その証拠に私は今まで健康よりもお金が大切だと主張する方に出会った事がありません。
お金の価値が年齢によって変化するという事に関して、ちきりんさんも「全国の子供たちに告ぐ:お年玉はソッコーで使うべき!」とユーモアあるタイトルで綴られています。
「20代30代から、欲しいモノを我慢し、やりたい事も我慢し、安い月給の中から数万円を貯金する事に意味があるのでしょうか?」と表現されており2014年に投稿されているブログ記事ですが今見ても本質を突いており、本質とはそう簡単には変わらないものを指すと実感させられます。
要約①~③までに対して、私の所感を述べさせて頂きましたが、要約④が私が最も感銘を受けた内容となっています。そのため目次を1つ作成してなぜ感銘を受けたのかを述べる事とします。
私が感銘を受けた内容
人生は経験の合計であり、経験が配当を生み出す。
この「記憶の配当」という概念に慧眼しました。
配当と聞くと株式投資による配当金がイメージされ、配当金の再投資により複利効果が働き投資期間が長いほど効果が発揮されます。経験による記憶にも配当があり、自分が経験した事は死ぬまで自分の内に秘め続けられます。そして若い内に経験を重ねれば重ねるほど、記憶の配当を長期間受け取る事が出来ます。
私自身、大学時代の卒業旅行にNYのタイムズスクエアに行った事、妻との結婚式と経験した事が内に秘められており、その瞬間瞬間にお金は使ったものの死ぬまでずっと楽しかった記憶の配当を受け取る事が出来ます。
まさに経験が配当を生み出しており、配当と言えば株式投資による配当金しか頭になかった私には目から鱗でした。むしろ、ブログのタイトルの通り、投資による配当金より記憶の配当を大切にするべきだと考えさせられました。
「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」
『DIE WITH ZERO』
人生は思いでづくり。あの世にお金は持っていけず、最後に残るのは思い出だけです。
オーストラリアで緩和ケアの介護を長年つとめ、数多くの患者を看取ったウェア,ブロニーによって書かれた『死ぬ瞬間の5つの後悔』でも記憶の配当に通ずる内容が紹介されています。
- もっと自分のために生きればよかった。
- そんなに一生懸命働かなくてよかった。
- もっと自分の感情を表に出すべきだった。
- もっと友達と連絡を取り合っていればよかった。
- 幸せをあきらめなければよかった。
『DIE WITH ZERO』を読んだ事により、資産を効率良く増加させるためにはどうすれば良いか?ばかり考えていた自分に問題提起する事が出来ました。記憶にも配当があり若い内の経験がより長く恩恵を受ける事が出来る。この知り得た考え方を取り入れ、経験による配当生活を送りたいです。
最後に、Twitter(@DDDDEngulish)でも発信していますので、特に資産形成や英語学習に励んでいる30代のビジネスパーソンの方、是非コンタクトをお願い致します。30代で日々奮闘している方と是非繋がりたく思っております!お陰様でフォロワーの方も1,600人を超えてきました。
以上、ブログを読んで頂き、ありがとうございました!