日々の奮闘記

30代大企業サラリーマン。事実上の降格を告げられた日

晴天の霹靂で地獄へ落ちた日。
2022年の3月1日に内示を受け、新たな組織体制におけるグレードでは今よりも下位グレードに該当するという内容の内示でした。仕事でミスをしたわけでも無かったので驚きと同時に頭の中が真っ白になりました。
同じサラリーマンで降格を告げられ悩んでいる方も少なからずいらっしゃると思い私の体験を嘘偽りなく投稿致します。まだまだ気持ちが晴れたわけでは無いですが、妻に支えられ日々奮闘中です。

私が降格を告げられて起きた変化

食事が喉を通らない

まずは食欲が低下しました。
頭の中でグルグルとどうして俺が降格なのか?何が原因なのか?ここから巻き返せるのか?もう会社にとっていらない人材なのか?転職するべきなのか?これらの事を順繰り順繰りと考えるようになり食欲が低下していきました。もちろん会社の飲み会は私用があると言い参加を控えました。というよりも参加出来るような精神状態では無く早く家に帰りたいの一心でした。食欲の低下は一週間程続きました。

土日は何もやる気が起きない

降格を告げられるまでは土日は英語勉強や読書、サウナに行き充実した週末を過ごしていましたが、全くやる気が起きなくなってしまい昼まで寝るような生活となってしまいました。
インターネットで「降格から昇進」や「30代降格」といったキーワード検索をしている内に時間が経過していくような日もありました。時間を無駄に消費していると分かりながらも心が追い付いておらず布団の中で過ごす時間が多かったです。このままでは良くないと思いながらも動く気力が無い自分が益々嫌になっていく日もありました。

周りの目が気になってしまう

精神的に辛いとは言え、会社に行って家族を養っていく必要があるため出勤して会社では元気があるように振舞っていました。
心の中ではいつか見返してやるぞと思いながらもそれ以上に恥ずかしいといった思いが込み上げてきて以前までは元気なキャラクターでしたが静かに過ごす日々へと様変わりしました。落ちぶれた自分を他の人はどういう目で見ているのかが気になってしまい自然と声のトーンも低くなっていたのでは無いかと振り返っています。
ただ、給料を頂いているプロとして仕事のクオリティーを落とすという事だけは絶対にやらないと決めて何とか耐えながら日々を過ごしていました。

妻への報告と感謝

内示を頂いてから一週間後に妻に全てを包み隠さず伝えました。妻は私が落ち込んでいる姿を見て何かあったとは気づいていたものの、あえて声を掛ける事はしなかったと気を使ってくれていました。4月以降、組織体制が変更になる事、自分のグレードが想像と異なる形で告げられた事、全部を伝えました。
妻は転勤が無くて一緒に過ごせる、それだけでも幸せだという事。今ある幸せをもっと見る事。周りの目は気にしない事。1年間頑張ろうでは無く、1日1日を全力で過ごす事。悪い時期はずっと続かない。本当に的確なアドバイスをしてくれて精神的に救われました。
今振り返ると受験から就職まで全て思い通りに生きてきた私にとって初めての挫折経験であり目先の事ばかり考えてもっと俯瞰的に自分の幸せを見れていませんでした。この日から妻の提案で交換日記を書き始めました。日々の幸せに気づくため。1日1日を全力で過ごしたかを振り返るため。これがまた私を救ってくれて、日々の心の変化を感じれるようになりました。妻がいなければ本当に腐ってしまい、落ちる所まで落ちていたと確信しています。

これからどうするのか

転職をした方がいいのかな?また昇進出来るのかな?と考える事はありますが、4月以降上司も変わり新しいメンバーで再スタートを切ったため1日1日を全力で過ごしてみる事にしています。その先に昇進が待っているのかは分かりませんが、今ある幸せを大切にして仕事も頑張りまた上昇気流に乗せていきたいと考えています。とは言ってもまだ完全に気持ちが晴れているのか?と聞かれれば完全に晴れているわけでもなく、これからの日々も奮闘記として記していきたいと考えています。

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