降格ストーリー

「降格」という評価を下した上司を許せるのか?

大企業サラリーマンDです。
私は2022年4月に降格を命ぜられ間もなくもうすぐ1年が経過しようとしています。今回は当時、私に降格という評価を下した上司に対して現在どのような心境を抱いているのかを綴っています。

ビジネスパーソン
ビジネスパーソン
組織に属している限り上司からの評価を受けますが、降格を命じた上司に対する心境とはどうなんだろうか?
サラリーマンD
サラリーマンD
降格を命ぜられてすぐのタイミングだと感情の起伏が激しいため約1年経過しようとしているこのタイミングでの心境を綴らせて頂きます。
この記事が参考になる方
  1. 会社で降格を命ぜられた方。
  2. 評価者である上司の方。
  3. 組織に属しているビジネスパーソンの方。

大企業サラリーマンDのプロフィール

初めての方もいらっしゃると思いますので改めて自己紹介させて頂きます。
必要ないよという方は次の目次へ進んで頂ければ幸いです。

  • 30代大企業サラリーマン。
  • 世帯年収約1,300万円。(私800万、妻500万)
  • 奥さんと二人暮らし。
  • 英語学習と資産形成に関して興味あり。
  • 将来は海辺でカフェを開きたい。

プロフィールの詳細はこちらをご覧下さい。

30代大企業サラリーマンDの自己紹介 初めまして。30代で大企業に勤めているサラリーマンDと申します。日々会社で奮闘しながら、妻と息子の3人で楽しく暮らしています。 ...

降格を命じた上司への心境

全て本音でブログを書いてるため、降格を命じた上司への心境に関しての結論は「日を重ねる度に腹が立つ」です。現在は既に上司ではなくなったものの、会社で顔を合わせる度に腹が立ちます。今の上司に評価されればされるほど、私に降格という評価を下した上司に腹が立ちます。

降格という評価が下ったそのタイミングよりも、日が経つにつれ腹が立つというのは、自分自身が次第に冷静な状態へと戻ってきたからだと感じています。
降格を命ぜられた時は、青天の霹靂でなぜ私が降格なのか?と驚きの気持ちでいっぱいでした。そのため、上司に対して腹が立つという気持ち以上に自分に何が不足していたのか?といったように矢印を自分に向けて周囲へもヒヤリングをさせて頂き日々考え事をしていました。当時の心境はブログでも記録に残しているため参考にして頂けると幸いです。

30代大企業サラリーマン。事実上の降格を告げられた日2022年の3月1日に内示を受け、新たな組織体制におけるグレードでは今よりも下位グレードに該当するという内容の内示でした。仕事でミスをしたわけでも無かったので驚きと同時に頭の中が真っ白になりました。同じサラリーマンで降格を告げられ悩んでいる方も少なからずいらっしゃると思い私の体験を嘘偽りなく投稿致します。まだまだ気持ちが晴れたわけでは無いですが、妻に支えられ日々奮闘中です。...

自分自身が冷静な状態へと戻ってきたと述べさせて頂きましたが、次の目次で具体的になぜ日を重ねる度に腹が立つのか。その理由を述べさせて頂きます。降格を命ぜられた方だけではなく、部下を評価している評価者の方にも是非見て頂けると嬉しいです。

降格を命じた上司へ腹が立つ理由

日を重ねる度に元上司への苛立ちが増していますが、腹が立つ事にも理由が存在しているため理由を記していきます。「納得感」「部下のキャリア」「愛のある指導」「降格を命じた後の接し方」がキーワードとなっています。

納得感が全くないから

私は「観察力が無い」という理由で降格だと命ぜられました。どういったシーンで観察力に欠けているのが具体的な説明は無く、抽象的で曖昧な観察力が無いという言葉で片付けられてしまいました。当時、面談の時に確認しても具体的な光景を交えての説明は無く、抽象的な話に留まり、ずっと真意不明な状態が続いていました。

そこで新しい上司になぜ自分は降格したのか?と質問させて頂くと本当に分からないと言われました。そのため当時の上司の上司に取り合って下さり、なぜ大企業サラリーマンDが降格になったのかをヒヤリングして頂きました。その結果、説明を受けていた観察力がないという話と全く違う回答が返ってきました。

この時点で話に一貫性が無く、部下への説明責任を全く果たせていないと感じたのと同時に異様な苛立ちが湧いてきました。部下に観察力が無いと具体的なシーンを述べずに評価を下すよりも、評価者たる上司なのであればもっと部下を観察してから評価を付けよと本気で現在でも思っています。

キャリアが断絶されたから

私は30代前半のビジネスパーソンです。所属している会社で希望のキャリアを望む場合、重要な年次だといっても過言ではないと考えています。

社内公募を見ても、ある一定のグレードに達している人しか応募出来ない募集条件も多く存在しており、私のグレードでは挑戦すら出来ない募集内容も多く存在しています。降格という評価を下すと給料面以外に部下の望むキャリアも断絶しているという自覚を持って部下の評価をして頂きたいです。私の元上司は同行している時も自分の給料の話ばかり(こちらは聞いてもいない)で部下の望むキャリアを応援しようという気持ちがさらさら無かったんだと振り返っており腹が立っています。

部下を想う指導が皆無だったから

同行中も元上司がいくら稼いでいるか(当方は聞いていない)説明されると記載しましたが、他にもランチは●●でどう?最近買った家具は●●でどう?と仕事に関係の無い話ばかりでした。私の不足している箇所を補うような指導をして頂く、すなわち成長を促すようなアドバイスは皆無でそんな人に評価されていたとなると今振り返っていても悔しい、腹が立つ思いでいっぱいです。

本当に部下の事を想い、成長を促したものの本人の実力が不足したため降格という評価を下されると納得感を持ち評価を受け入れる事が出来ますが、興味の無い話を延々と聞かされたあげく何も学ぶ事がない上司に降格という評価を下されると「ふざけるな」という感情が湧くのも当然だと考えています。

日頃必要以上に話かけてくるから

元上司であって、今は上司でも無いに関わらず降格という評価を下した部下に「最近どう?」「元気?」と必要以上に声を掛けてきます。本当にそっとしておいて欲しいです。全く会話したくなく、そういった空気感を出しているにも関わらず必要以上に声を掛けてくるのは本当に腹が立ちます。

もし評価者の方がこのブログを見て下さっていれば、厳しい評価を下した部下の方に必要以上に声を掛けるのは避けて頂いた方が賢明だと思います。部下は気持ちを切り替えて頑張っています。声を掛けられる度に昔を思い出してしまい腹立たしい記憶が戻ってきてしまいます。

世の中の評価者へのお願い

私の実体験を元に、なぜ降格という評価を下した上司に腹が立つのかを述べさせて頂きました。世のビジネスパーソンにおける「人事評価制度」に関する意識調査の回答を見ても62.3%の方が評価に不満を抱いています。部下のモチベーションが下がるという事は組織パフォーマンスが低下すると同じ事を意味します。そのため、上司からこういった形でフィードバックを頂けると納得感を持って評価を受け入れたという内容を記させて頂きます。

評価を下す時は評価背景を具体的に

部下を評価する際に評価の良い悪いに関わらず、評価背景を具体的に伝えて頂けると納得感が増します。日常の良かった場面、悪かった場面を抽象的な言葉に置き換えるのではなく具体的に伝えて頂きたいです。特に悪い評価を下す際には、どういった場面のどういった行動に改善の必要があるのかを的確な指導を含めて部下に伝えてあげて欲しいです。そのためには常日頃から部下の行動をよく観察している必要があると考えられます。

部下のキャリアと真剣に向き合う

どこの会社もキャリア面談が年に数回設けられているのではないでしょうか?その時に部下の望むキャリアを真剣に聞いて頂きたいです。組織に属している以上、部下も100%希望通りに自分の望むキャリアを歩めると考えていないはずです。しかし、部下のキャリアに興味を持ち、キャリア実現に向けて何が必要なのか?どういった行動を取ると実現する可能性が高くなるのか。真剣に部下のキャリア形成と向き合って頂きたいです。部下は自分の望むキャリアが例え叶わなくても上司が真剣に向き合ってくれているのかすぐに伝わります。

部下の育成を怠らない

日頃から熱心に指導した結果、実績や能力が不足してしまい悪い評価を付けざるを得ない場合は適切な評価であり仕方がないと考えます。しかし、日頃の指導もなく評価面談の際に唐突に悪い評価を下すと部下も驚いてしまいます。部下も上司に対して、日常から自分の行動が組織目標に対してズレが無いか確認するべきですが、育成も上司の大きな仕事(役割)だと考えています。仕事以外のコミュニケーションも大切ですが、日常から部下が成長するようなコミュニケーションをお願いしたいです。

悪い評価を下した部下への精神的フォロー

自分の部下にどうしても悪い評価を付けないといけない場面もあると思います。その後は部下に対して精神的なフォローをお願いしたいです。部下の性格にもよりますが、へらへらと何も無かったかのように話しかける等、部下を傷つけるような接し方は避けて頂きたいです。少なくとも部下は精神的に傷をおっています。

まとめ

今回は私に降格を下した元上司への心境を綴らせて頂きました。いつか自分が上司という立場になった時に反面教師にしたいという想いも込めて、心情を文字に起こして記録させて頂きました。

年功序列から成果主義にシフトしている昨今、評価がもたらす意味合いも大きくなってきていると考えています。そのため。評価者と被評価者の双方が納得できるコミュニケーションの重要性も増してきており、二度と同じ想いをしないように上司に対して部下からもコミュニケーションを図っていきたいです。

最後に、Twitter(@DDDDEngulish)でも発信していますので、特に30代のビジネスパーソンの方、是非コンタクトをお願い致します。30代で日々奮闘している方と是非繋がりたく思っております!

ブログを閲覧頂き、ありがとうございました!

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