30代大企業サラリーマンDです。
生きていれば誰でも失敗を経験します。
失敗と言っても社会的に影響を与えてしまう失敗から、寝坊してしまったという些細なものまで存在しますが、「あぁ本当の失敗とはこういうものなのか」という失敗を誰しもが過去に経験されていると思います。
今回は、失敗学の提唱者である畑村洋太郎さんの『回復力 失敗からの復活』を読んで学んだ事をアウトプット致します。
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畑村さんが考える失敗の捉え方は「失敗学2.0 失敗こそ価値創造の源泉」を例に非常に参考にさせて頂いており、人間が活動すると失敗は必ず起こるため誰にとっても役に立つはずです。
失敗した時に必要な事
誰しもが失敗を経験しますが、失敗してしまった時の対処に必要な事とは何でしょうか?
今解決出来ない事は時間が解決してくれるというワードを耳にする機会も多いですが、著者の畑村洋太郎さんは複数の観点から気をつける事を紹介されています。
人間の回復力を活用する
人は失敗した直後に正しい判断や行動が出来なくなる。では、どうすればよいのか?
失敗をする人間にとって回復力は自然と備わっているもの。
人間というのは、失敗直後はエネルギーが抜ける一方だが、エネルギーが戻ってくると自然と困難に立ち向かえるようにできている。だから、エネルギーが抜けている状態のときにじたばたするのではなく、エネルギーが戻ってくるのをひたすら待つのが最善の策であると述べられています。
何事も時間が解決するというのは、言い得て妙であり、失敗した瞬間から時間が経過すればするほど自然と備わっている回復力により人間は立ち直っていく事が出来ます。
そのため、回復する手段としては何をやってもいい。現実逃避してもいい、他責にしてもいい、友達に愚痴をこぼしてもいい、おいしいものを食べてもいい、酒を飲んでもいい、取りあえず寝てもいい。大切なのは生き続けること。失敗に負けて命まで奪われることほどばかばかしいことはない。
現在、私を含め失敗が原因で悩んでいる人にとって大変参考になる考え方だと思います。
慌てず、騒がず、じたばたせずに時の流れに身を任せ、またやってみっかと思えるタイミングまで回復を待つというのが失敗した時に使える有効手段です。
正論に耳を傾けない
何か失敗をすると正論を振りかざして責め立ててくる人が必ず現れるが、そんなものを気にする必要はないとおっしゃっています。
たとえその人が言う正論のとおりに行動したとしても、失敗が避けられたかどうかはわからない。
ただでさえ正解がない時代において、事後的に失敗だと分かる事象も多い中、事前のプロセスを気にしても意味が無いという主張は非常に賛同出来ます。
同時に自分で決める、もしくは自分で選ぶという事が非常に大切だと私は考えています。
例え結果的に失敗に終わってしまっても、自分で決めたという感覚があるならばそれでいいと思います。逆に自分で決めたという感覚を持てないと人のせいにしてしまうからです。自分の人生、自分で決める権利は常に持っていると自覚して生きていきたいです。
私自身の行動
今後も生きていく中で必ず失敗を経験します。
30代は打率よりも打席に立つ回数を増やしたいと考えています。
そのため失敗は当たり前だと思っています。そして、大きな失敗からすぐに立ち直れるほど私自身強くはないです。
しかし、回復力という人間に備わっている能力を知る事ができ、この回復力を信じて、1歩づつ前に進んでいきたいです。
そして何より、失敗しても命まで奪われる事はないです。失敗に負けて生き続ける事を辞めるという手段だけは絶対に選ばないようにします。
まとめ
今回は誰もが経験する失敗をテーマにブログを投稿致しました。
失敗学の提唱者である畑村さんは、人間が活動すると失敗は必ず起こる、このことをポジティブにとらえ、原因を究明することで、次の行動に活かすことを主眼にされています。
正解がコモディティ化してきている事から、答えに大差がなくなるため、「正解を出す力」は急速に価値を失っています。そのため、どんどん新しい未知の世界に飛び込み失敗を経験して、この失敗をポジティブに捉える事で自分の実現したい理想に近づいていきます。
不透明な将来を予測するよりも、自分の将来はこうなりたい!と構想した方がよっぽど実現度は高くなると考えていますし、打席の数を増やして挑戦した結果が失敗に終わっても致命的な失敗でない限り、人生の味わい深さが増すだけです。
私は30代中盤となり、自分が何をやりたいか?を考えるのは愚問だと感じています。やりたい事を探すよりも、やれる事を増やす、という事に全力を注いだ方が選択肢が増えると考えているからです。
これからもどんどん失敗して、失敗した際には人間に自然と備わっている回復力を活用しながら味わい深い人生を生きていきます!
最後に、X(Twitter)(@DDDDEngulish)でも発信していますので、特に30代で日々奮闘している方と是非繋がりたく思っております!お陰様でフォロワーの方も1,725人を超えてきました。
ここまで、ブログをお読み頂き、ありがとうございました!